2010年5月4日
PCで自動運転 その23!ハード編3(閑話休題)
鉄道模型の電源は,今はHO,Nゲージとも12ボルトDC電源が当たり前のように使われています。でも3線式Oゲージ(32ミリの線路の中央に,電源供給用の第3線路がある)では,当初AC電源が使われていました。家庭や工場への電力供給では,極性が問題にならないAC電源が一般的ですが,AC交流は土地などのインダクタンスが抵抗となり送電ロスをもたらせます。技術的にはDC送電が理想的です。AC送電(送電ロス)とDC送電(変換ロス:発電がACですのでDCへ変換する必要がある)には一長一短があります。鉄道模型では,編成の走行方向をレールへの電源極性変更で行えるDCが便利です。ただしギャップを設けて,複数の電源が使われ,コモングランド(2線のうち,一つを絶縁してない)を使うと,ポイント部や,転車台,ギャップ前後でショートや無給電状態が発生する可能性がありますのでレイアウト設計では細心の注意が必要です。