2010年7月18日

PCで自動運転 その31!ソフト編4(Qkeys)


アプリケーション定義の一部に、Qkeys(Quick keys)というのがあります。これは写真のようにPC画面上に、マウスでクリックするだけで、走行、停止、ポイント操作ができるシステムです。弊社の例では、下記のように定義しました。”Start"は出発進行で、ソフトで作成した走行パターンで自動運転が開始します。"FR"は前進と後退を手動で設定切り替えできます。"Change"は走行路線を内線と外線を切り替えます。"Switch"はポイントのON/OFFを手動で設定できます。"Stop"は、次に駅に到着したら、強制的に停車させるものです。

定義文は、下記のようにします。
Qkeys:Start,FR,Change,Switch_1,Switch_2,Switch_3,Switch_4,stop

転車台 コントロールBOX


先の転車台配線図に従い、コントロールBOXを作りました。写真左には転車台システムに付属のコントローラを配置し、右にはサービス線路、アプローチ線路の正/逆/OFFを選択するトグルスィッチ群を取り付けました。転車台の位置決めにはコントローラを使い、機関車の出入りにはトグルスィッチとの組み合わせで動かします。電源の極性を合わせるには、結構頭を使います。これだけで1日遊べます。

2010年7月2日

PCで自動運転 その30! ソフト編3(定義)


まず始めに,システムを定義してアプリケーションに教える必要があります。センサー,速度モジュール,リレーモジュールなど,ご自分の鉄道模型制御システムに接続されているものを全部,個別にご自分の名前を付けて定義します。未使用分は"Spare"として確保しておきます。
例えば,TBrain(センサー/リレーモジュール)1個,速度モジュール1個のシステムとすれば:
センサーとコントロール,速度モジュールは個別に定義します。写真に定義の一部をお見せします。それぞれの名前は自分で決められますが,定義の順番でハードのどれを使うかが決定します。これらはゲージに依存しませんので,N,HO,O他どんなゲージでもご利用いただけます。

転車台の制御


転車台は位置決めがポイントです。 キット含めて色々な市販品がありますが,ゼロ位置調整はセンサー精度に掛かっています。弊社の転車台は,毎回少しずれる傾向が有りますので,手動で微調整できるようにしました。コントロールBOXは,トグルスイッチ群と,転車台の制御ユニットの組み合わせとしました。アプローチ線路にはメイン線路から機関車が進入してきますので,ギャップを設け,一旦転車台ブリッジ前で停止し,アプローチ線路をメインと切り離し,ブリッジ電源を使います。写真の接続図をご覧ください。